追いかけられる夢:その意味として考えられること

公開日:

夜の藍色の縦長カード。「追いかけられる夢:その意味として考えられること」という文字の下に、左へと流れていくやわらかな光の列。

背後から足音がします。走っているのに、足が重いままです。追ってくるのが誰なのか、何なのか、見えないこともあります。

追いかけられる夢は、とても多くの人が見る夢のひとつです。目覚めたあとも、体がこわばっていることがあります。けれど、それが指すものは、同じ人でも毎回違うことがあります。ここに唯一の答えはありません。あるのは、いくつかの見方だけです。

追いかけられる夢を読む三つの見方

欲望と、押しこめてきたものの側から。夢の中で逃げているものは、起きているあいだ遠ざけているものなのかもしれません。ある気持ち、ある決断、自分の一部。追ってくるものは、向き合ってほしい何かを運んでいるのかもしれません。

象徴と、みんなが知っている物語の側から。多くの物語は、逃げていた人がやっと立ち止まり、ふり返ったところで動きだします。そう見ると、この夢は逃げることだけでなく、出会いの一歩手前を指しているのかもしれません。

ことばと、欠けたままのものの側から。ふだんのことばにも、追うことと追われることがよく出てきます。「時間に追われる」、「締め切りに追われる」、「追い詰められる」、「追いつく」。夢は、あなたがこのところ抱えてきたことばを借りてくることがあります。

細部で、読み方が変わることも

  • 誰が追ってきたか。知らない人、知っている人、動物、顔のない影。それぞれが違う気持ちを運んでくることがあります。
  • どう終わったか。逃げきった、隠れた、捕まった、ふり返った。向かう先が違うのかもしれません。
  • どこを走ったか。見慣れた道、迷路、終わりの見えない廊下。それぞれが、それぞれの物語を語ることがあります。
  • どう動けたか。速く走れたのか、ほとんど進めなかったのか。それだけで、夢全体の空気が変わることも多くあります。

そっと考えてみたいこと

  • このところ、あと回しにしていることは何でしょう?
  • 追ってくるものが話せたら、あなたに何を求めるでしょう?
  • 毎日の中で、ずっと走りつづけているように感じるのはどこでしょう?

追いかけられる夢がひとつだけなら、語ることは多くありません。何週間かのパターンのほうが、多くを語るかもしれません。

昔からの夢占いでは

追いかけられる夢は、多くの人が見る身近な夢です。夢占いでは、追ってくるものは、避けている悩みや責任、向き合いきれていない問題を表すと読まれることが多いようです。うまく逃げ切れた夢は、困難を乗り越えられるしるしとして吉と読まれることがあります。捕まる夢も不吉というより、追ってくるものに目を向けてみる時というしるしと受け取られます。

追ってくるのが動物なら、その動物そのものの意味もあわせて読まれます。怖い夢が続くときには、獏に悪い夢を食べてもらうという言い伝えもあります。

この伝統では、どこへ逃げたか、隠れたか、追いかけっこが終わったときにどう感じたかが読み解きの手がかりになります。

夢の糸をたどる

Dormaは、夜のこころのための静かな夢日記です。声でも文字でも夢を記録でき、三つの見方と、あなたの文化に伝わる夢の伝統による読み解きを見ることができます。時間とともに、あなた自身のパターンが少しずつ形になっていきます。決めつけはありません。あるのは、可能性だけです。

ほかの夢の意味 →