歯が抜ける夢:その意味として考えられること
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歯が一本、ぐらりとゆるみます。そしてもう一本。口の中に押しとどめようとして、目が覚めると、舌で全部そろっているか確かめています。
歯が抜ける夢は、とてもよく見る夢であり、とても鮮やかな夢でもあります。落ち着かない気持ちが残ることもありますが、それが指すものは人それぞれです。ここに唯一の答えはありません。あるのは、いくつかの見方だけです。
歯が抜ける夢を読む三つの見方
欲望と、押しこめてきたものの側から。歯は、かみ、くわえ、かみくだきます。それを失う夢は、何かをつかんでいられない感覚や、見せるには大きすぎる気がして黙ってきた願いにふれているのかもしれません。
象徴と、みんなが知っている物語の側から。歯は一生のうちに入れかわります。乳歯が抜けて、新しい歯が生えてきます。そう見ると、この夢はひとつの時期の変わり目、古いものが新しいものに場所をゆずることを指しているのかもしれません。
ことばと、欠けたままのものの側から。歯にまつわる、ふだんのことばがあります。「歯を食いしばる」、「歯が立たない」、「歯に衣着せぬ」。夢は、あなたがこのところ抱えてきたことばを借りてくることがあります。いまの毎日に近く聞こえるのは、どれでしょう。
細部で、読み方が変わることも
- どう抜けたか。崩れるように、いっぺんに、一本ずつ。それぞれが違う気持ちを運んでくることがあります。
- どこにいたか。ひとりで、人の前で、鏡を見ながら。向かう先が違うのかもしれません。
- そのあと何をしたか。口を隠した、歯を拾い集めた、ただ見ていた。この三つは、まるで違う物語です。
- どう感じたか。恥ずかしさ、怖さ、ふしぎな落ち着き。どれも、それぞれのことを語っています。
そっと考えてみたいこと
- 言わずに飲みこんできたことは、ありますか?
- 暮らしの中で、見てもらえていると感じる場所と、あまり見られたくない場所はどこでしょう?
- 静かにでも、いまあなたの中で変わりつつあるものは何でしょう?
歯が抜ける夢がひとつだけなら、語ることは多くありません。何週間かのうちに、それがまた戻ってくる瞬間のほうが、多くを語るかもしれません。
昔からの夢占いでは
歯が抜ける夢は、夢占いの中でもよく語られる夢のひとつです。歯は家族や身近な人と結びつけて読まれることが多く、歯が抜けたりぐらついたりする夢は、家族にまつわる知らせや、身近な人への心配を表すと解釈されることがあります。反対に、白く丈夫な歯の夢は、心身の安定や物事が整っていることを示す吉夢とされます。
こうした読みは予言というより、大切な人に連絡をとってみるきっかけのような、やさしい注意として受け取られてきました。
この伝統では、痛みがなかったか、抜けた歯を手にしたか、ほっとしたか不安だったか、といった細部で意味が変わります。
夢の糸をたどる
Dormaは、夜のこころのための静かな夢日記です。声でも文字でも夢を記録でき、三つの見方と、あなたの文化に伝わる夢の伝統による読み解きを見ることができます。時間とともに、あなた自身のパターンが少しずつ形になっていきます。決めつけはありません。あるのは、可能性だけです。